2017年10月28日、第4回鉄學 with 紀の国トレート編を串本→新宮間で実施しました。今回は初めての商品化ツアー(スタディ―ツーリズム)として一般販売された鉃學で、ほぼ定員となるお客さま40名に参加をいただきました。
今回も普通列車車両(105系)2両を使用し、沿線で展開されている「紀の国トレイナート2017」と連携して実施しました。デザイン列車に鉃學特製のヘッドマークとサボが設置された特別列車です。
鉃學当日は台風22号の接近が予測され催行が危ぶまれましたが、台風の速度が遅くなったため、なんとか催行することができました。
沿線の18にのぼる「鉃學スポットとアート駅舎」を順番に巡っていきます。
アート駅舎では紀の国トレイナート実行委員会の杵村史朗さんによる特別解説をいただきました。見学したアート駅舎は、紀伊姫、古座、紀伊田原、下里、太地、湯川、那智の各駅です。
沿線のジオ資源は、あいにくの天気で霞みがちです。
紀伊田原駅では、地元の素材をふんだんに使った「特製鉃學ジオ弁当」を皆さんで食べました。
食後の車内では、杵村さんによる「紀の国トレイナート」、和歌山大学此松先生による「南紀熊野ジオパーク」、JR西日本和歌山支社後安全推進室長による「JRきのくに線の津波対策」に関してのミニ講義を開催しました。
JRきのくに線で最も早く開業した「新宮鐵道」(新宮~勝浦)の遺構が残る紀伊佐野駅にも停車。
車内では、特製グッズの配布や参加者同士の交流が弾みます。
途中の行き違い駅などでは、列車の撮影大会も。
鉃學のクライマックスである「実践的津波避難訓練」は、悪天候のため実施できませんでしたが、鉃學スポットでもある王子が浜では避難はしごを使った降車体験が行われました。参加者の皆さんは雨にも関わらず降車し、普段では降りることができない&見ることができない光景をカメラにおさめていました。特に台風の影響もあって、大迫力の大波と列車を撮ること出来ました。
遠路はるばるご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。