2024年1月5日、申込が定員に達したため締切ました。
全国でローカル線がピンチであるというニュースが飛び交っていますが、私たちが住む紀伊半島を走るJRきのくに線も例外ではありません。自動車が「1家に1台」から「1人1台」になり、高速道路が延伸される中、鉄道の利用客は大きく減少しています。また、南海トラフ地震の危機もあります。
普段使わなくなってしまったきのくに線は、本当に必要でしょうか?地域の魅力、誇り、資源の観点から考えた時、きのくに線はどのような価値や可能性を持っているのでしょうか?きのくに線がきのくに線であり続けるためには、「地域にとって本当に必要と思えるのか」が重要です。
本事業では、鉄道の“本質的な理解”と“幅広い価値”を“共に創り出す”あり方について、座学とフィールド演習を通じて共に考えていきます。
※本事業は、令和5年度国土交通省地域交通共創モデル実証プロジェクト(人材育成)採択事業「鉄道のピンチに立ち向かえるパイオニア人材育成事業」の一環であり、鉄道防災教育・地域学習列車「鉄學」事務局が事業実施主体となるものです。
|内容|
第1回:「鉄道のピンチについて考える」 鉄道の置かれた状況、鉄道の多様な価値論、きのくに線の現状について座学で考えます。 【日時】 2024年1月27日(土)13:10~16:10 【場所】 「FRONT110」(すさみ町周参見4581-14/JR周参見駅徒歩3分) 【講義】 「地域公共交通の“共創”と鉄道のみらい」 「JRきのくに線の現況と課題」 【講師】 和歌山大学西川一弘教授 JR西日本和歌山支社松田彰久副支社長 【演習】 「きのくに線の日常的な利用政策を進めるために」
第2回:「きのくに線の特別列車に乗りながら、沿線資源を活かす方法を考える」 鉄道防災教育・地域学習列車「鉃學」に乗りながら、沿線の観光・地域資源と鉄道のコラボを考えます。 【日時】 2024年1月28日(日)11:15~15:00 【集合場所と解散場所】 集合:JR串本駅 →(特別列車「鉄學~地域価値再発見編~」)→ 解散:JR新宮駅 【フィールド演習】 「きのくに線と沿線の地域資源をまちづくりに活かすために」
第3回:「みんなに伝えていく方法について考える」 鉄道の多様な価値、きのくに線の活かし方、市民の行動を、他の人へ伝えるためのファシリテーション技術を学びます。 【日時】 2024年2月4日(日)13:10~16:10 【場所】 「FRONT110」(すさみ町周参見4581-14/JR周参見駅徒歩3分) 【講義】 「ファシリテーションの基礎理論と実際場面での勘所を考える(仮)」 【講師】株式会社loocal(ルーカル) 【演習】 「ファシリテーション4つの技術を活用してみる」 【まとめ】 「明日から“自分は”きのくに線にどのように関わっていくのか」
|参加費|
無料(但し、特別列車「鉄學」では実費(約2,000円程度)が必要)
|定員|
15名程度(先着順)
|申込方法|
専用フォームから申し込みください。
https://forms.gle/FmwdUoRFsufBPvQ6A
|申込締切|
2024年1月18日(木)17時
|申込時の注意事項|
・一体型のカリキュラムのため、3日間のすべての日程を参加できる方を優先します。
※特に第2回「鉄學」のみの参加はできません。
・先着順で受付をいたします。定員をオーバーした場合は、申込期限前に〆切いたします。
|会場へのアクセス|
本事業の趣旨に鑑み、是非ともJRきのくに線でお越しください。
|チラシ|